腰痛治療

フットマッサージで体健やか!

こんにちは、いつもあうる整体整骨院のブログをご覧いただき誠にありがとうございます!

本日は当院で大人気のフットマッサージをご紹介します。
フットマッサージ時にはお肌に負担をかけない様に専用のクリームとオイルを使って行います。

フットマッサージと聞くと足つぼやフットケアを連想される方が多いと思いますが、意外にその効果がどういうものかを知らない方も多いのではないでしょうか。

足、特にふくらはぎは第2の心臓といわれ、心臓が送り出した血液が、足先まで送られますが、送られた1番低い所から心臓に向かって送りあげるポンプのような役割があります。

足に溜まった老廃物を押し上げて、静脈血として心臓へ送り、肺から体外へ放出すると言われます。

ふくらはぎが元気のないときは、身体中が元気がないと言っても過言ではありません。

そして足の裏には反射弓という、体内の臓器に反映した様々な部分に効くツボが密集しています。

反射弓を刺激するとどのような反応があるのでしょうか。
・おカラダの血行不良の改善
・老廃物を静脈血として肺から体外に排泄
・反射区を刺激して内臓を活性化。
・足のアーチの調整
以上の事を踏まえると、足はおカラダの健康を維持する為にとても大事なんだと改めて考えさせられます。

足の反射弓を押す事で、おカラダ全体の健康状態がある程度チェックできる、ともされています。

反射区は右と左で少し異なります。
例えば右足に肝臓の反射区、左足に心臓の反射区といったように、ツボが左右の足で分かれている部位もあります。
また、腎臓の様にもともと2つある臓器は左右に存在します。
それを理解しておく事で、フットマッサージした時にどの部位が疲れていたり、弱っているかがある程度分かります。
足の裏の反射区は、体の内部の器官を働きかける役目もあり、反射区、つまりツボを刺激することによって内臓の活性化に繋がります。

つぎに足のアーチの調整を説明します。
おそらく大半の方の足裏の形は多少へこんだりして平らではないかと思います。
足のこの凹凸の事をアーチと呼びます。
アーチにも種類があり、縦を構成する縦アーチ、横を構成する横アーチがあります。
例えば、土踏まずのへこみの部分を内側縦アーチといいます。
このアーチが日々の足から伝わる地面からの衝撃を吸収してくれています。
アーチで衝撃が吸収されなくなると、「足底腱膜炎」と呼ばれる足の裏の痛みや膝の痛み、股関節の痛みなど、上方部の痛みに繋がります。
そのアーチの崩れの原因となるのが足の疲労の放置や足の筋肉の柔軟性の低下です。
筋肉の緊張の除去、柔軟性の向上にはフットマッサージは最適です。
足のアーチを整えることは「外反母趾」の治療や防止にも役立ちます。

以上がフットマッサージの大まかな効果です。
足を整えることは、おカラダ全体に影響するんですね。
「姿勢を整える」事に関しても
まずは、地面と接する足から。と下の方から把握していく事が大事になってきます。

次に注意することですが
以下の症状や疾患がある方は
控えた方が良い。
注意した方が良いです。

・現在、足を怪我している方や治療中の方
・脳出血、脳血栓発症から間もない方
・悪性腫瘍のある方
・重度の不整脈のある方
・心疾患のある方
・重度の腎疾患の方
・発熱がある方
・病み上がりの方
また、足裏には子宮を収縮するツボや反射区もあるので、
妊婦さんは絶対に行わないでください。
生理中も、出血が増えてしまう危険があります。

後は、
フットマッサージはおカラダの異常を見抜くのに便利です。
と謳いましたが、フットマッサージをしても見つかった異常が完治するわけではありません。
反射区やツボに頼り過ぎず、病気等の可能性がある場合は、医療機関を受診することを強く勧めます。
あくまで、
フットマッサージの目的は血行不良の改善、老廃物排出の促し、疲労の溜まっている内蔵等のリフレッシュや、足のバランス調整です。
フットマッサージは特にこのような方にうけていただきたいです。

・立ち仕事、歩き仕事が多い方
・逆にデスクワークで脚を動かす事が異様に少ない方
・足が浮腫む、疲れやすい方
・内臓が弱いと感じる方
・体力の衰えを感じている方
・全身に倦怠感を感じる方
・冷え性の方
・食欲不振の方
・日々、ストレスを感じる方

これらが当てはまる方は是非、フットマッサージを試してみる事をお勧めします。

(2020年4月25日)


簡単!肩こり解消!タオル体操

こんにちは、大阪市城東区東中浜のあうる整体整骨院です。

ここ最近ではテレワークやリモートワークなど自宅でお仕事をされている方も多いですね。

外出が自粛されると運動不足になり、筋肉が硬くなって肩こりや頚の疲れにお困りの方も多いのでは、と思います。

そんな方のために今日は誰でも簡単にできる肩こり解消!簡単タオル体操をご紹介します!

日頃、肩や首まわりのコリが気になっている方、運動不足を少しでも解消したいとお考えの方はたくさんおられると思います。でも、わざわざ広い場所を探したり、激しい運動を始めたりするのは大変です。
できることなら、場所を選ばず、短時間で、筋肉のこりやはりをほぐし、脂肪燃焼につながる血行改善効果を得たい、そんな思いをお持ちの方におすすめの健康体操に欠かせないアイテムが、どこのご家庭にもあるタオルです。
なぜ、1本のタオルを使うだけで、運動効果とからだの安定感が飛躍的に向上するのでしょうか?
いくら簡単な動きでも、腕や背中を伸ばした状態で数十秒間同じ姿勢をキープするのは大変です。
しかし、タオルを両手に持って同じ動きをしてみると何も持たずに行なう体操やストレッチよりも、無理なく同じ姿勢をキープできたり、凝っている場所をより気持ちよく伸ばすことができます。
これは、タオルを使うことによって体幹がしっかり固定され、からだのバランスが取りやすくなるためで、自然と関節の可動域も広がるのです。
お年寄りや運動不足の人でも始めやすいタオル体操は、介護予防にも効果があると言われ、全国の老人福祉施設などでも数多くの取り組み例があります。
運動量が減るお年寄りや運動不足が続いている人は、どうしても筋力や体力が落ちてきますので是非おためしください。

それでは早速やってみましょう!

タオルを使った健康体操やストレッチの方法はたくさんあります。
今回はその中から、とても簡単な動きで肩や頚のこりに効く方法をご紹介します。
どれも肩甲骨周りの筋肉をほぐし、関節の可動域を広げる体操ですが、タオルを引っ張る動作によって、二の腕の引き締め効果、筋力アップ、脂肪燃焼効果も期待できる動作です。
立ったままでも、座ったままでもできます。

①頚のコリに効く「頚伸ばし」
・タオルを頚の後ろにかける
・タオルの両端をしっかり持ち、ゆっくり引っ張り上げる
・タオルの角度に合わせて、顔も上に上げる
・気持ちいいと感じる位置で10秒間キープ

②肩こり解消と二の腕に効く「肩伸ばし」

・タオルの両端をしっかり持ち、バンザイの姿勢をする
・左右どちらかの腕を曲げて、もう一方の腕でタオルを引っ張る
・曲げた方の腕は頭の後ろの方へ
・左右交互に5〜10回繰り返す
③肩甲骨の可動域を広げる「肩まわし」
・タオルの両端を持ち、両腕を降ろす
・腕を伸ばしたまま、ゆっくりと頭の上へあげる
・そのまま背中側までグルリと回す
・前から後ろ、後ろから前を5〜10回繰り返す
④背筋を伸ばして「脇伸ばし」

・タオルの両端をしっかり持ち、頭の上に腕を伸ばす
・背筋と両腕を伸ばしたまま、からだを左右どちらかに倒す
・倒した側の腕でタオルを引っ張り、気持ちいいと感じる位置で10秒間キープ
・左右交互に5〜10回繰り返す

⑤背中と肩のコリをほぐす「背中洗い」
・左右どちらかの手でタオルの端を持ち、頭の後ろから背中にたらす
・腰の後ろに回したもう一方の手で、タオルの端をつかむ
・背中を洗うような動作で上下に5〜10回動かす
・タオルを持つ手を入れ替えて繰り返す
タオル体操は、1本のタオルと空き時間さえあれば、誰でも簡単にできる健康体操です。
正しい方法を守って毎日続ければ、肩や頚のコリが改善され、からだ全体の柔軟性が高まり、血流の改善になります。

注意点としては絶対無理をしないことです。

反動をつけずにゆっくりと、自分自身のコリの具合や可動域を確かめながら行なうことが大切ですので、やりすぎないようお気をつけください。

(2020年4月13日)


心が疲れた時に押すツボ

こんにちは、いつもあうる整体整骨院のブログをご愛読いただき誠にありがとうございます。
鍼灸師の石本と申します。

今、依然猛威を奮い続けているコロナウイルスですが、世界的な問題になっております。
生活面でも外出の自粛が続き、ストレスや不安を多くかかえていらっしゃる方もいるのではと思い、本日は気持ちが疲れてしまったときに効果のある経穴(ツボ)をひとつだけご紹介したいとおもいます。

ストレスのある状態を東洋医学では気虚(ききょ)といい、希薄なエネルギーが胸や頭を力なくゆらゆらと
巡っていて、胸も頭も力なく弱々しく、体も薄ら寒いといった状態を示します。
この状態に陥ると、風が吹いても倒れそうなほど、エネルギーや血が不足し、特に、頭や胸のエネルギーが希薄なので、ストレスがかかり、倒れそうになったり、具合が悪くなってしまうこともあります。

そんな時にエネルギーの充実ぶりを感じとる時に使うツボである労宮(ろうきゅう)というツボをご紹します。

気血(きけつ)の流れ、いわゆるエネルギーの通り道は指の先から腕の内側を通って胸につながるラインに存在するので、まずはここを刺激してエネルギーを取りこみ、充実させます。
また、血流も悪くなり十分に循環していないので手足が冷たいことがあり、ストレッチをして血流を促し、手を温めることで、さらに巡りがよくなります。
セルフマッサージとしてもこの労宮を押えたりストレッチするのは大変効果的ではありますが、誰かにやってもらうと、不安な気持ちが癒えて、心がフッと軽くなります。

それでは、先程からご紹介していた労宮を押してみましょう。
場所は手のひら上に存在し、握りこぶしを作った時
に、中指の先と、薬指の先が当たる場所に存在します。
この部分を親指でグイグイと押すとじんわりと手が暖かくなります。
ここからさらに効果的な方法として、労宮をストレッチする方法をご説明します。
方法は手のひらを横に開いたり、外側に返して、手のひらから指先まで温かくなるように伸ばします。
ストレッチもマッサージ同様、誰かにやってもらうと非常に気持ちよく効果的です。
その他の体の不調にも効果があると言われており、うつやパニック発作、口内炎にも改善に役立ちます。

今は感染拡大を予防するため誰もが毎日、疲れを感じる日常を送っていらっしゃるのではと思います。

ニュースや報道をみても気持ちが暗くなったり、落ち込むこともあると思いますが、なんらかの気晴らしになってくれれば幸いかと思い、このツボをご紹介させていただきました。

是非、おためしになってください。

(2020年4月12日)


体を温める

体にはもともと体を健康に保つための自己修復力や自己免疫力があります。

ウイルスなどから体を守る免疫力はもともと体に備わっているため病気にならない体をつくるには免疫力を高める働きが必要です。
免疫力とは、外から侵入した病原体などを見つけて撃退する、抵抗力や回復力のことで、体中で働いています。

外的な病原体の場合、目、鼻、耳、口などから入り、気道や食道などを通過して体内へと侵入してきます。

体を病原体から守ってくれる免疫細胞はその各所に存在し、体中でブロック機能が働き唾液、のどの奥の腺毛、食道の粘膜、胃酸などで病原体から体を守ります。
では、そんな免疫力を高めるためにはどうすればよいのでしょうか?

それには体温を上がることが必要です。

体温を上げると体の機能が活性化され、免疫力も上がります。

体温をあげる方法として、

 

①腹式呼吸&深呼吸で体温を上げる
呼吸すると筋肉が動き、筋肉が動くと体温が上がります。

男性は腹式呼吸、女性は胸式呼吸が多いのですが、腹式呼吸は人体で最も大きな筋肉でもある横隔膜が動くので、高い発熱効果が望めます。
深呼吸は腹式なので女性は1日数回、深呼吸すると効果的です。
呼吸が浅くなっていると感じたときは、深い呼吸を意識し、おへその下に力を入れて大きく息を吸い込んだら数秒止め、しっかりとおなかが膨らんでいるのを感じてからゆっくりと息を吐き出すのを3回くり返します。

 

②爪もみツボ刺激で静脈の流れをよくする
爪のはえぎわの両角には神経線維が密集する「井穴(せいけつ)」というツボがあり、東洋医学ではこのツボが自律神経を調節するポイントと考えられています。

爪もみは井穴を刺激する健康法で、ここを刺激すると自律神経に伝わりバランスが整います。

それによって免疫力が高まり、血液の流れもよくなります。
指先には毛細血管も密集しており、爪もみの刺激はこれらの血管の血流を促すポンプのような役目も果たします。

1日2〜3回を毎日続ければ、血行が良くなり不調改善に効果があるといわれています。
③正しく入浴、質のよい睡眠で労を回復
体の疲れをとるためには、良質な睡眠をとって自律神経を整えることが不可欠です。

睡眠中は免疫細胞の働きが活発になり、免疫力も高まります。

人は体温を下げながら入眠するので、布団に入る30分前に体温を上げると質のよい睡眠がとれます。
入浴すると体が温まり、疲れが心地よくほぐれてリラックスすることで副交感神経も働きます。

湯温が高いと交感神経が働いてしまうので
42度以下に設定してもらいゆっくり入るのが良いかと思います。

シャワーだけでは体が温まらないので、湯船につかって体を温める入浴習慣を身につけることが大切です。

同じ環境にいても、カゼなどの感染症にかかる人とかからない人がいます。この違いは免疫力の違いです。

免疫力をたかめることによって様々な病気から身を守ることができます。
免疫は、ストレスや不規則な生活、生活習慣の乱れなどがあると自律神経のバランスが崩れて低下します。
そのため、健康を維持するためには、日ごろから自律神経のバランスを崩さないようにすることが大切です。

 

 

(2020年3月12日)


高齢者の転倒

人間は誰しもが加齢とともに、筋力低下や、歩行障害、視力の衰えなどさまざま要因が重なり、バランスを保ちにくくなっていきます。
高齢者になるとこれらの要因に加えて、病気や服薬によって転倒するリスクがさらに高まり、思わぬ場所で事故が発生することもあります。
高齢者やその家族にとって、転倒は寝たきりにつながる重大な事故になりかねず、その危険性を前もって知って、対策をしておくことが大切です。

転倒は若い人なら軽いけがですむことはありますが、高齢者にとっては大きな事故につながることがあります。
高齢者にとっての転倒の危険性についてお伝えします。

高齢者が寝たきりとなる主な原因は、脳血管
疾患(脳卒中)、認知症、高齢による衰弱と続き、
「骨折・転倒」は全体の12.2%を占め、4番目に多
いです。

転倒しやすい自宅内での転倒は男性が6.8%なのに対
し、女性は11.8%となっていて、男性よりも女性が
転倒しやすいという結果になっています。
転倒により動けない状態が長く続くと、歩行機能が低下し、要介護となる可能性があります。

若い人なら少しくらいけがをしたり病気にかかった
りしても、安静にして寝ていれば大抵は治ります。
しかし、高齢者にとって過度の安静は、筋力や身体
機能の衰えを招き、症状を悪化させる要因にもなり
ます。
中でも転倒が原因で起こりやすい大腿骨の骨折は、
歩けるようになるまでに時間がかかるため、そのまま寝たきりになってしまうケースが非常に多いです。

高齢者の転倒事故は屋外ばかりでなく、先程も申し上げたように自宅でも多く発生しています。

高齢者にとっては安全と思われる室内にこそ危険が多く潜んでいます。

室内の転倒場所だけを見てみますと、室内の転倒場所でけ「屈問・茶の間・リビング」の割合が20.5%と最も多く、次いで「玄関・ホール・ポーチ」が17.4%、「階段」13.8%、「寝室」10.3%、「廊下」8.2%、「浴室」6.2%の順となっています。
身体機能の低下によってすり足で歩きがちな高齢者
は、カーペットや敷居などのちょっとした段差でも
足を取られて転倒することがあるので、居間などの
居室についても注意が必要です。時には、段差のな
い廊下やフローリングで足を滑らせることもありま
す。
また、足を踏み外しやすい階段や玄関、浴室などで
は、重傷を負うおそれもあります。

転倒の原因には、身体的なものが原因となる内的要因と生活環境から来る外的要因に大きく分けられます。
外的要因として室内のわずかな段差があります。
歩幅が小さい高齢者にとっては、普通なら段差と認識しない程度のちょっとした敷居でもつまずくことがあります。

転倒を予防するためには、筋力とバランス感覚の低下を防ぐことも大切です。
普段から散歩をしたり、ストレッチで柔軟性を高め
たりしておくことで転倒予防につながります。
しかし、無理な運動や体操をすると、それもまた
転倒や骨折につながることがあります。

そこで、ご自宅でも無理なくできる筋力トレーニングをご紹介します。

1.大腿四頭筋のトレーニング
背もたれに寄りかからないよう椅子に腰掛け、両手
は椅子の端を軽く持ちます。
片脚を上げて伸ばし、つま先は天井に向けます。
そのままの状態で、膝上から太ももにかけて力を入れ、5秒間キープします。
反対側の脚も同様に行います。

2.ふくらはぎの筋力を強化するトレーニング
椅子の背やテーブル、壁などに片方の手を添え、体
を安定させます。
足を肩幅と同じくらいに開き、両方のかかとをしっかり上げたら、ゆっくりとかかとを下ろします。
顔を前に向けて行うことがポイントです。

その他、お腹やお尻など体幹部分の筋力を鍛えるのも効果的です。

当院では患者様の大切な日々の生活にすぐに役立っていただけるトレーニングをご提案させていただいております。
ご本人様のご相談はもちろん、ご家族様のご質問にも随時お応えいたしておりますので、どんな事でもお気軽にご相談ください。

(2020年1月16日)


腰の痛み

新年明けましておめでとうございます。

昨年は大変皆様にお世話になり、誠にありがとうございました。

本年も地域の健康作りと元気な毎日を皆様にご提供すべく日々精進して参りますので本年も何卒、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

新年始まって最初のブログはお悩みの方も非常に多いであろうと思われる腰痛についてお話させていただきます。
近年、日本整形外科学会の調査によると、日本で腰痛の人は約3000万人いると推計されています。
一口に腰痛といっても、その原因はさま
ざまあります。腰痛を原因別に分類する
と、腰部脊柱管狭窄症や椎間板へルニアなど腰の神経の障害によるもの、内臓の病気、重い脊椎の病気、などがあります。

しかし原因を特定できる腰痛は全体の約15%です。残りの約85%は原因を特定しにくい非特異的腰痛で、一般に腰痛症や坐骨神経痛などと診断されます。

原因を特定できる腰痛のうち、腰痛全体
の約10%を占めるのが、腰部脊柱管狭窄症
や椎間板ヘルニアなど腰の神経の障害に
より起こるものです。
また全体の約2%は、内臓の病気による腰
痛だと考えられます。内臓からの神経の
多くが腰に伸びているため、慢性すい
炎、賢う腎炎、尿路結石、慢性の十二指
腸潰瘍、子宮内膜症などで腰痛が起こる
ことがあります。
腰痛を起こす重い脊椎の病気には、化膿
(のう)性脊椎炎、がんの骨への転移、背骨の圧迫骨折などがあり、腰痛全体の約1%の患者さんがいると考えられています。
,
腰痛全体の85%を占める非特異的腰痛の
多くは、腰の椎間関節や筋肉などに原因
があるといわれていますが、原因を特定
するには、腰のある箇所の神経を麻痺さ
せて痛みが取れるかどうかを確認する検
査を何か所も行う必要があるため、原因
の特定までは行わず、痛みをとる治療が
優先されます。
腰痛の危険度チェック
多くの腰痛は、急いで受診する必要のな
いものですが、なかには放置すると危険
な腰痛もあるので、下記にあるチェック
表で腰痛の危険度を調べてみましょう。

★腰痛危険度チェック
①じっとしていても痛む
②背中が曲がってきた
③お尻や脚が痛む・しびれる
④脚のしびれにより長く歩けない
⑤体を動かしたときだけ腰だけ痛む
5つのうち、①の「じっとしていて
も痛む」に当てはまる場合、重い脊椎の
病気や内臓の病気の可能性が考えられる
ため、危険度は大です。
②の「背中が曲がってきた」に当ては
まる場合、畳粗しょう症によって背骨が
つぶれる圧迫骨折が起きている可能性が
あります。骨粗しょう症は、骨の中がス
カスカになる病気で、閉経後の女性に多
く起こります。50歳過ぎから背中が曲が
ってきたら要注意です。
③の「お尻や脚が痛む、あるいはしび
れる」、④の「脚のしびれにより長く
歩けない」いずれか1つでも当てはまる場
合、腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアな
ど、腰の神経の障害が原因で症状が起こ
っている可能性があります。これらの病
気は進行することがあるため要注意で
す。
①〜⑤の項目に1つでも当てはまる場合当院への来院をおすすめします。

(2020年1月5日)


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