頭痛
お風呂の正しい入り方
こんにちは、あうる整体整骨院の管理鍼灸師をしております、石本次郎と申します!
暑い日が続き、忙しかったり、しんどいからということでお風呂はシャワーだけでいいやとなっておられる方は多いのではないでしょうか?
しかし、実はお風呂には、私たちが思っている以上に、健康面で大事なことがたくさんあります。
お風呂と健康について本日はお話したいとおもいます。
お風呂の最大の効果は血行促進にあります。湯舟につかると体が温まってゆったりした気持ちになりますね。
これを温熱効果といいます。
体が温まると血管が広がり血行がよくなります。
これにより体内の老廃物や疲労物質が排出されるのを促進することができます。
つまり新陳代謝がよくなり、体の内側から健康できれいになれるのです。
湯舟の中の水圧も血行を促進するのに大きなやくわりを果たします。
ほかにも湯舟の中の浮力で体にかかる重力が軽減されて筋肉の緊張がほぐれます。
そのほかにも温熱効果には、自律神経のバランスを整える効果があります。自律神経とは私たちが生きていくうえで無意識に働いている神経のことです。
脳や体を活発に動かす交感神経と逆にゆっくりリラックスさせるための副交感神経があります。
お風呂に入ると副交感神経が優位になり心身をリラックスさせることができます。
副交感神経が優位になると胃や腸の働きも活発になるので便秘やお腹の悩みの解決にもつながります。
そして何より大事なのは睡眠の質が上がるという事です。
お風呂にゆっくり入ると体温は上昇します。
そのまま高い体温を維持すると体に負担がかかるので副交感神経はたいおんをさげるように働きます。
この働きは人間の体が体温の低下により眠りにおちる働きとうまくマッチして睡眠に入る良い傾斜をつくってくれます。
ここまで上げたようにお風呂には体に良い効果がたくさんあります。さらに効果を上げるには正しい入浴方法に従っていただくとよいです。まずはたっぷり水分補給。
脱水症状を防ぐため入浴前はコップ1~2杯のお水、お茶、スポーツドリンクをお取りください。お酒は血圧の急激な上昇の恐れがある為おひかえください。
血行の急激な上昇を防ぐため手桶で10杯ほどかけ湯をしてください。
忙しすぎて湯船につかれない方は足湯だけでも大丈夫です。シャワーだけでは体の温まりが十分ではないので、42度~43度のお湯を手桶に張り足先を入れながら体を洗ってください。
人間の体を流れる血液は約1分間で全身を一周するといわれています。
体を洗ってる間に末端を温めるとより体内循環の効果が上がるので体内環境とリラックスこに効果的です。
このようにたかがお風呂と思ってシャワーだけにするよりしっかり湯舟につかる方が健康づくりには良いですよ!
一日頑張り続けた体を夜はゆっくり休めて、暑い夏を乗り切りましょう!
(2022年8月12日)
肩甲骨はがしとは
こんにちは、あうる整体整骨院で鍼灸師をしております、石本と申します。
昨今コロナウイルス感染拡大防止のためお家で過ごす時間が増えている方も多いとお聞きしています。
新しい生活習慣やルールが構築され、お仕事の面でも在宅ワークという方法が定着化しつつある現状の中、運動不足になりがちな生活にも陥りやすくなっているのではと思います。
運動不足解消のためネットやYouTubeなどでもいろいろな運動などが取り上げられ、その中でよく話題に上がるのが肩甲骨はがしという言葉です。
本日はこの肩甲骨はがしについてお話しさせていただきます。
そもそも肩甲骨はがしとは、メカニズムから説明すると、私たちの体の中には、皮膚や筋肉、臓器、骨、血管などを包みこんでつなぐ繊維状の組織「ファシア」ともよばれていますが、そのファシアが張り巡らされています。
どういうものかをわかりやすく説明すると、例えばミカンの皮と実の間にある白い筋のような結合組と思っていただくとわかりやすいかもしれません。
関節を曲げるとき、皮膚や筋肉、神経がぴったりくっついてしまっていると、それらが引っ張られて痛みが発生します。
そこで、ファシアが組織間にゆとりを作ってくれるため、私たちは関節をスムーズに動かすことができるわけです。
いわば体のワンクッションをおかせるための結合組織と言えるでしょう。
そんな大切な役割をするファシアですが、運動不足や長時間同じ姿勢が続くと、周囲の骨や筋肉と窓着したり、先程例に出したミカンの皮のように、古くなったミカンは皮が身からはがれにくい状態になってさそまうのです。
その結果、体を動かしづらくなり、姿勢の崩れや肩こりや頚の痛み、頭痛といった様々な不調を招くことになります。
肩甲骨はがしとは、固まってしまった肩甲骨周りの筋肉とファシアをほぐして、動きをスムーズに動かす働きを取り戻すことです。
肩甲骨を上げてギュッと寄せる動きをすることで、マッサージではほぐすことのできない深部の筋肉、肩甲骨を動かす役割をしている、菱形筋と肩甲挙筋という筋肉に働きかけることができるのです。
肩甲骨はがしが肩こりや頚の痛みに効果的な理由は、肩こりの一番の原因でもある頚にかかり続けた負荷の蓄積を解消できることにあります。人間の頭の重みは、体の10%で、体重50kgの人なら5kgの重みがあります。
常に5kgの重り細長い頚一本で支えているわけですから、頚には相当な負荷がかかっていると考えられます。
さらに、頭を30度ほど前かがみにするだけで、頚に加わる重さはその3倍になります。
デスクワークなどで長時間頭を傾けていれば、頚の筋肉はみるみる緊張して硬くなり、血行不良や痛み、こりなどの不調を招
きます。
そしてこの頚を支え、土台となっているのが肩甲骨です。
肩甲骨はがしによって、首の周りの硬くなった筋肉をほぐしてあげることで、血流を良くし、不調を改善することができます。
ストレスも肩こりの大きな原因の一つです。
ストレスを感じると筋肉やファシアが緊張状態になり、血流が悪くなります。
自律神経にも影響が及んで、ひどくなると抑うつ状態になったり、意欲がなくなったりします。
こうしたストレスにも、肩甲骨はがしが有効です。
緊張状態になった筋肉をやわらげるだけでなく、首に通っている自律神経に働きかけ、頭をスッキリさせる効果もあります。
私たちは日常生活の中で肩甲骨はがしのような動きをとることはありません。
ですから、肩こりや首こりに悩んでいる方
は、意識的に肩甲骨はがしをして、ガチガチに固まった肩甲骨周りをゆるめてあげることが大切です。
当院では肩甲骨内側の筋肉をのばし、肩甲骨を動かしやすくするための姿勢バランスの修正、日常生活の中でもできる簡単な肩甲骨の運動指導も行っております。
なかなかとれない頚肩の痛みにお悩みの方は是非当院にご相談ください。
(2020年11月23日)
新型コロナウイルスとインフルエンザの違い
(2020年10月21日)
台風で頭痛!?
こんにちは!あうる整体整骨院の東山です!(^^)
雨が降ると頭がガンガンと響いて痛むことありませんか?
局地的大雨が発生しやすい夏場や台風がやってくるこれからの時期は、頭が痛くなりやすいです。
国内の4人に1人は「頭痛持ち」といわれ、日頃から頭痛に悩まされている人も少なくありません。
「低気圧が近づくだけで頭が痛くなる」という人もいます。
局地的大雨は、積乱雲によってもたらされます。
積乱雲の大きさは十数キロメートル程度なので、日本全体が表示される天気図には「低気圧」とは表示されません。
しかし、積乱雲のあるところは激しい上昇気流が起こっています。
上昇気流が起こっている=気圧が低いということです。
気圧の影響での頭痛でよく耳にする「偏頭痛」。
頭痛にはいろいろな種類がありますが、偏頭痛は低気圧といった気圧の変動に影響を受けやすいです。
脳内では、環境をはじめ、精神的、肉体的なストレスを受けると、セロトニンという神経伝達物質が大量に放出され、脳の血管が収縮して血流が悪くなります。
セロトニンが出尽すと、今度はその反動で逆に血管が異常に膨らみます。
そうすると近くにある三叉神経が圧迫され、その刺激で脳が興奮して片頭痛につながります。
頭痛持ちで、脳の過敏性が高い人は、気圧や気温といった環境のわずかな変化でも、片頭痛に結びつきます。
低気圧によって人の体は浮腫みやすくなります。このむくみが脳血管にも起こることで片頭痛が起こりやすくなるのです。
夏から秋口にかけて、台風の接近する時期は片頭痛患者にはつらい時期ですね。
また、片頭痛患者は女性が男性の4~5倍程で、特に20~40代の女性に集中しています。
これはセロトニンが女性ホルモン(エストロゲン)の分泌と密接に関係があるからと考えられます。
そのため、月経や排卵日前後に片頭痛が起こりやすいです。
不規則な食生活や過激なダイエットで女性ホルモンのバランスが乱れても、片頭痛の原因になるので要注意です。
そして、もうひとつ代表的なのが「筋緊張型頭痛」です。
緊張型頭痛は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。 筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、必要な酸素が脳に回らず、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」の原因は、精神的・身体的ストレスであることが多く、デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。また、筋肉の緊張ではなく、うつ病など心の病気が原因となる「緊張型頭痛」もあります。
偏頭痛と筋緊張型頭痛を併発される方も少なくありません。
では、どのように対処すれば良いのでしょうか?
まず1つは薬による治療です。
頭痛がでると鎮痛剤を飲む方もおおいのではないでしょうか?
当院の患者様でも鞄の中に鎮痛剤を常備されている方もいらっしゃいます。
お仕事や学校など、どうしてもの時はそういった薬で対応することも大切だと思います。
確かに鎮痛剤を飲むことでその場の痛みは緩和されますが、また低気圧が近づいてくると頭痛がでます。
イタチごっこになってしまいますよね。
根本の改善には繋がりません。
当院では手技治療や鍼灸治療などで硬くなった筋肉をほぐし、血流を良くしてあげることで汚れた血液や老廃物と新鮮な血液の循環を促します。
特に鍼灸治療では圧迫されて興奮してしまった神経を落ち着けてあげる効果も期待出来ます。
当院でも頭痛に悩まされる患者様は多いですが器質的疾患がない場合は治療後に頭痛が軽減または消失していることがほとんどですので、今回は頭痛に効果のあるツボをご紹介します。
治療に来れない時にはご自身で押すだけでも効果があります。
〇百会[ひゃくえ]
頭のてっぺんにあるツボです。
万能ツボとも言われています。
頭痛だけでなく不眠や便秘にも効果的ですよ。
指でゆっくりと押してあげましょう!
〇攅竹[さんちく]
眉頭のくぼんだ部分にあるツボです。
目の疲れなどにも効果抜群です。
こちらも指で優しく押さえてあげましょう。
〇太陽[たいよう]
眉尻と目尻の中間地点から親指の横幅くらい外側のくぼんだ部分にあるツボです。
側頭部の頭痛や目の疲れにはよく使うツボです。
強く押しすぎると痛いので優しく揉み込むように押しましょう。
〇天柱[てんちゅう]
天柱は後頭部のうなじの生え際部分の外側のへこんだところにあるツボです。
百会と同じく自律神経を整える働きがあります。
頭痛だけでなく、肩コリの不快感を和らげる効果があるので筋緊張型の頭痛にはピッタリのツボです。
他にもたくさんツボがあります。当院では頭痛だけでないお身体の調子をお伺いし、その方にあった治療をご提案しています。
頭痛=内科のイメージが強いですがそんなことはありません。
一見整骨院で見れるの?という症状でも1度ご相談くださいね!
(2020年9月5日)
鍼灸治療の効果
意外と知らない鍼灸治療
(2020年8月28日)