筋肉は裏切らない

マッスルメモリー

最近、話題になっているキーワードで「筋肉は裏切らない!」という言葉をよく耳にします。
人間の体は自然の摂理で年月が経てば色んな機能が衰えます。
これは逆らえない事実です。
しかし、筋肉だけは歳がいくつになっても鍛えることができます。
鍛えたら鍛えた分だけ筋肉は応えてくれます!
科学でもこの現象は「マッスルメモリー」という言葉で解明されており、今まで不明とされていたものがどんどん解ってきています!

今日はこの「マッスルメモリー」という聞き慣れない現象についてお話します。

マッスルメモリーをわかりやすく説明するなら、一度付けた筋肉がしぼんでも、復活するのはマッスルメモリーのおかげということです。

一度鍛えた肉体は、しばらく鍛えるのを止めて衰えてしまっても、筋トレを再開すればマッスルメモリーによってすぐに取り戻せます。

マッスルメモリーは実在し、しかも科学的な根拠がキチンとあります。

しばらく筋トレから遠ざかっていた人も筋トレを再開すると、すぐにまた全盛期の身体を取り戻すことができます。

マッスルメモリーとは、過去に筋トレで体を鍛えたことがある人は、再開してから急激に筋肉量が戻るの
で、まるで筋肉の状態を記憶するシステムが体内にあるかのように考えられていました。
そこで、この現象が「マッスルメモリー」と呼ばれるようになったのです。
筋力トレーニングを数年間続けて筋力があがっても、数ヶ月以上筋トレから離れると、筋肉量は少しずつ減っていきます

しかし、数年後筋トレを再開するとき、ゼロからの再スタートになのかというと、実はそうではありません。

何故かというと、そもそも、筋トレをするとなぜ筋肉が大きくなるのかという疑問にあたります。

筋肉に強い刺激を与えることで筋肉が損傷し、それを修復する過程で以前よりも大きな筋肉になって回復する、という理論が一般的によく解説されています。
これは「超回復理論」と呼ばれています。

確かに、超回復理論は筋肉を大きくする方法を分かりやすく説明できているのですが、筋肉はどうやって大きくなるのかという点のこたえにはなっていません。

筋肉は複雑な筋肉細胞から構成されていて、その細胞はたくさんの「核(DNAを含む細胞核)」が入っています。
核が筋肉細胞を支配しており、筋トレをするとその核が筋肉細胞を大きくします。

しかし、1つの核の影響力が及ぶ範囲には限界があるので、一定の体積以上には筋細胞を大きくすることができません。
今のところ、筋繊維が10%ほど太くなるとこの限界に達するといわれています。

では、その筋肉細胞が限界まで大きくなったら、次はどうなるのでしょうか。

細胞は核の数自体を増やしていくのです。
増殖した核は、またそれぞれ先ほどのように自分の支配領域の筋肉細胞を大きくしていきます。

このプロセスの繰り返しによって、筋肉は大きくなっていくのだと考えられています。

つまり、筋トレで一番大切なのは、筋細胞の核の数を増やすことなのです。
これは決して簡単なことではありません。
数ヶ月程度のトレーニングでは不十分です。

少なくとも半年から1年以上はトレーニングを続けることが必要です。

筋肉細胞の核を増やすのは大変です。
でも、現在の核の数を保存できるとしたら、そう、それこそが「マッスルメモリー」なのです。

苦労して増やした数を保存しておければ、再開したときも楽に進められます。
つまりマッスルメモリーとは、筋肉細胞が増えたままになっていることなのです。
よって筋トレを再開すると落ちた筋肉が元通りになり
やすいのです。

人間の体は合理的なものなので、生活に不要な物はどんどん省いていきます。
筋トレを止めてしまうと、体は大量の費が掛かる大きな筋肉はもう必要ないと判断するので、不要な筋肉細胞は縮んでどんどん小さくなっていきます。

しかし、近年、筋肉細胞が萎縮しても、それまでに増えた核の数は長期間減らない、ということが実証されたのです。
つまり、筋トレを再開した後も核の数がそのままなので、一番大変な核を増やすという作業を飛ばして、筋肉をどんどん増やしていけるということです。

研究結果では筋トレ再開後、マッスルメモリーは7週間後より発動するというデータが出ています。

すなわち筋トレを始めるのは早ければ早いほど良いのです。
もう歳だから、などと思うのは本当に勿体無いですよ!

私達あうる整体整骨院は皆様の元気な毎日を全力でサポートします!

正しい環境、正しい知識のもと筋力アップメニューをご用意して皆様をお待ちしておりますので、どんな事でもご相談ください!

(2020年1月18日)


筋トレで明るい未来を!

こんにちは、あうる整体整骨院で管理鍼灸師をしております。石本と申します。
近年、高齢化に伴い足腰の筋力低下により、転倒などによる骨折などが原因で寝たきりになってしまうということが増えています。

調査の結果においても55歳から79歳までは、主な死因として悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患の順に多くなっており、いわゆる中年から80歳くらいまでは、上位3位に大きな変化はみられません。しかし、65歳以上になると肺炎が第4位となり、80歳以上では脳血管疾患と順位が入れ替わり、第3位となります。
この調査結果には原因があり、先程述べたように怪我により機能が回復できなくなった結果、寝たきりになってしまったということから循環器障害をおこし心疾患、脳血管疾患を併発する例が非常に増えています。

今働きざかりや子育て世代の30代、40代の皆様もまだまだ体は元気で活気に溢れていると思いますが、誰一人違うことなく年月が経てば老化はやってきます。

10年後、20年後に今の筋力や身体機能が何一つ変わらない人間なんて果たして存在するのでしょうか?

素敵に年齢を重ねていくためにも当院では筋力トレーニングを推進しております。

人間の筋肉は正しく鍛えれば筋肉量は何歳
になっても増えると言われています。
実際に80歳以上のマスターズアスリートの筋力は非常
に強く、中には還暦を迎えてから本格的にスポーツをはじめて、80歳を過ぎても世界で戦っているアスリートもいます。
運動を始める上で、年齢は関係ありません。
筋肉は鍛えれば応えてくれます。

筋力トレーニングは体を強くするだけではありません。

うつ症状の軽減や睡眠の質の向上にも深く関係しています。
とくに睡眠の質の向上については、健康な身体には絶対不可欠です。

筋力トレーニングは自律神経の改善に役立ちます。
交感神経が活発化し、昼間の覚醒を促します。

結果として身体が疲れますので、夜になると副交感神経が正常に働き出し快適な睡眠が取れるようになります。

しっかりと睡眠を取り、しっかりと食べることは元気な体を手に入れる第一歩と言って過言ではないでしょう。

ストレスを貯めないようにして毎日を楽しんで生活するために始めるのに遅い早いはありません。

そして、今日の本題に戻りますが、これから先も元気に過ごすためにも筋肉を鍛えると血流循環が良くなるので、血管の老廃物や有害物質が体外へ排出されます。同時に酸素供給が増え、栄養分が末端まで行き渡るので、肌のツヤが良くなったり、頭皮への血流が増えることにより抜け毛を防ぐ要因にもなります。

さぁ、皆様も自分の体に衰えを感じ始めたら、当院筋肉の強化とケアを取り入れて、将来的な要介護・要支援のリスクに備えましょう!

(2020年1月11日)


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