好転反応
好転反応②
前回投稿させて頂いた「好転反応」について今回も投稿させて頂きます。前回にも申し上げた通り、好転反応とは症状が回復していくまでの段階を追った反応であり、身体が正常に戻るまでの変化があらわれたものです。好転反応の症状は回復までに4つのステップがあり、それぞれの症状がことなります。それぞれの段階では体の中で何が起こっているのかを今回はご説明させていただきます。
第一段階 弛緩反応
今まで調子が悪かった体の部分が、本来の機能を回復し始める最初の段階です。体は、初めて受ける施術や薬などの刺激に反応します。からだの機能や自律神経などが、アンバランスな状態からバランスのとれた状態に戻ろうと動き出している時期といわれています。症状としてはだるい、眠い、倦怠感などを感じます。
第二段階 過敏反応
慢性的に不調だった体の機能が覚醒し、体の状態は、慢性の前の急性状態まで戻ります。複数の部位の具合が悪い時は、まず最も状態が悪い部位の反応が出て、そこが治り始めると、次に状態が悪いところの反応が出始めるという点も特徴的です。そのため具合の悪いところや痛みが移動するような感覚にもなるとされています。症状としては、便秘、下痢、痛み、腫れ、発汗などがあらわれます。
第三段階 排泄反応
細胞が活性化されることで体の解毒作用が表れ、老廃物や疲労要素などの分解、排泄機能の活性化がおこります。症状としては、吹き出物、発疹、肌荒れ、目やに、尿の色の変化などがあらわれます。
第四段階 回復反応
溜まっていた血流が改善され、汚れた血液が一時的に体内をめぐり始めるとされています。血流が促進されることで新陳代謝が進んで、正常な機能を持った体に生まれ変わります。この時期を乗り越えれば体調は正常にもどってゆくでしょう。症状賭しては、発熱、痛み、吐き気、腹痛、動機などがあらわれます。
辛い症状が現れたときはこのような対処法があります。好転反応自体に体の循環やバランスを改善させる働きがあるので、そこをさらにサポートすることによりよりスムーズな回復が期待できます。
①水分をたくさんとる 体内の老廃物排出を促進します。
②温かい浴槽の湯につかる 発汗を促進して代謝を上げます。
③横になる、休む 発熱、だるさが表れたときはむりをせずゆっくり休みましょう。
④運動をする 動くことで体の循環がよくなり、老廃物を排出しやすくなります。
改善に向かうとき体には大きなエネルギーを必要としダメージを感じます。辛い感覚に陥ることもありますが、そんな時は無理をせず休んでゆっくり回復を待ちましょう。
(2022年6月14日)
好転反応
好転反応
こんにちは、あうる整体整骨院のブログをいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。
「なんだか体がだるい」「頭が痛い」「とても眠い」どうにも体調がすぐれないというときはありませんか?
そのお悩みは実は東洋医学で使われる言葉で「好転反応」というものに当てはまるかもしれません。
好転反応とは漢方薬やマッサージなどの治療を行った後、症状が回復するまでの過程で生じる症状のことを言います。
例えば最初に肩が痛かったが次第にその肩の痛みが和らぎ、その次に首が痛くなりだす。というように痛む場所が変わっているかのように感じることなどがあります。
人間の体は複数個所に痛みを抱えると、特に痛い部分だけを「痛い」と感知する特徴があります。その部分の痛みが緩和すると、今度は、その次に痛かった部分を「痛い」と感じだします。これが好転反応です。
好転反応の症状は病気と非常に似かよっています。
中には病気と見分けられるものもあるので、こちらに例をあげます。
①不調な状態と並行して、良くなる症状も確認できる場合
不調な状態や不快な症状と並行するタイミングで良くなっているとかんじる症状も出ていれば、それは好転反応の症状の可能性が高いです。例えば「湿疹が出ている一方で便通がよくなった」「足の痛みは改善しないが、食欲が出てきた」などがそれにあたります。
②我慢できる軽度の不調や不快感の場合 下痢や頭痛などと同じような症状であっても、好転反応の場合、その症状は比較的軽度である事が多いです。例えば、「下痢のような症状は見られるが、腹痛はほとんどない」「広範囲に湿疹ができたが、皮膚に痛みもかゆみもない」などです。
当院では姿勢や骨格の矯正を行う構造的改善と同時に東洋医学を用いた体内からの改善も行っています。体内寄りの改善にはたまった老廃物や不要物を対外へ排出することが大事です。例で挙げたように湿疹や下痢は体内にたまった毒物を外へ出すために体が健康維持のために行う反応です。吸い玉やお灸をした際に多く出る反応なのでもし治療後このような反応が出たときは、ほんの小さな出来事でもすぐお知らせください。
(2022年6月14日)