腹圧式呼吸
こんにちは、あうる整体整骨院のブログをいつもご覧いただきありがとうございます。
日々患者様のお悩みをお聞かせいただいている中でいろんな痛みのお話を聞くことがあります。
首肩腰などその他にも痛みの出る場所は様々ですが、一番よくお聞きするのが腰痛、腰の痛みではないかと思います。
腰痛、いわゆるぎっくり腰は突然襲ってきます。
西洋では「魔女の一撃」とも呼ばれるほど一度起きるとどんなに屈強な男性でもピクリとも動けなくなるほどその痛みは強烈です。
今回のお話は急性腰痛になってからの対処法ではなく、ならないように日々の生活に取り入れていただきたい腰痛予防策のひとつをご紹介したいと思います。
このブログを読んでいただいた方の中で少しでもご興味を持っていただいた方はぜひ生活中にとりいれていただき腰痛にならない身体作りに活用していただけることを願っています。
本日ご提案するのは体の軸を安定させ、無理のない姿勢を手に入れるための腹圧式呼吸という方法です。
この呼吸法はホルモンバランスが崩れがちな40代以上の女性の健康サポートにも効果があります。
腹圧式呼吸はIAP呼吸ともよばれています。
IPAとは腹腔の圧力のことです。
息を吸うときも吐くときもお腹を凹ませずにお腹周りを硬くして膨らませたまま息を吐ききっていくことにより、お腹の圧力を常に保つことが出来ます。
体の中心が筒のようになることで大観や背骨をしっかり安定させることができるのです。
体幹を安定させることにより腰痛の予防と解消ができます。
実際にどうするかというと、座って行う方法では、
まず、耳と肩がまっすぐになるように座ります。
次に手のひらを上に向けお腹に向けて膝の上に置く。
両手をゆっくり足の付根にスライドさせて指先を軽く差し込む。
5つ数えながら鼻から目一杯息を吸い込み指先を押し返すようにお腹を膨らませます。
それから5つ数えながら口から「ふ~」とゆっくり吐きます。
手の指先を押し返す感覚はそのまま、これを6回ほど繰り返します。これでちょうど1分になります。
朝晩で1分ずつやってみましょう。
こつは手を当てながら腹圧を感じて呼吸をすること。
腹圧式呼吸は呼吸が深くなり、体内の酸素が増えて頭もクリアになり、自律神経が整うことでホルモンバランスもよくなります。
このように一日朝晩1分ずつ日常生活に取り入れるだけで突然襲ってくる腰痛を未然に防げるかもしれません。
どうぞお試しください!
(2022年4月22日)
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