箱灸の効果
いつもあうる整体整骨院のブログをご覧いただきありがとうございます、あうる整体整骨院で管理鍼灸師をさせていただいております、石本と申します。
今日のブログのテーマは「お灸」です。
そのお灸の中でも、「箱灸」というお灸の方法についてご説明させていただきたいと思います。
当院には経穴(ツボ)にポイントを絞り施灸する小さいタイプの温熱灸と大きな範囲で体を暖める箱灸の二つのタイプのお灸があります。
先にご紹介した小さいタイプのお灸は炭化もぐさを用いた、筒状の小さな台の上でもぐさを燃やし、筒の中でもぐさと皮膚の間で温熱を生み出すに対して、箱灸は比較的大きな箱状の容器の中でそのままのもぐさを燃やして熱を与える方法をとります。
この二つの違いは何なのでしょうか?
まず、小さいお灸は局所的な痛みに対して有効であり、灸の熱がツボという体の特定された部分に刺激を与えることで生態反応を生み出し本来人間が持っている自然治癒力を活発にし、痛みのでている部分の血流を良くして痛みの改善を図る効果があります。
一方箱灸はお腹や背中、腰など体の中でも大きな面をダイレクトに温めます。
箱灸の熱は、遠赤外線のように外から与える熱ではなく内部に働きかけて、内側から湧き出てくるような熱です。
サーモグラフィーを用いた生態実験では箱灸の熱は1〜2日間持続するとされています。
また、箱灸の一番の利点はお腹や背中など大きな部分をダイレクトに温めるため内蔵温度の低下を防ぎ、免疫力をアップさせる作用にも富んでいます。
首肩の痛み、腰痛、関節痛、自律神経のアンバランス、原因不明の倦怠感など様々な症状に適応できる箱灸は万能治療機といっても過言ではないでしょうか?
今回箱灸の案内をするに当たり、原因がわからないですが、しぶとくのこる体の疲れなど病名のない症状に悩む方はかなりおおいことをしりました。
体がおもだるく、やる気が出ないや、急に襲ってくる喪失感などホルモンバランスの影響もかんがえられますが、現代人は心も体もバランスは崩れきっています。
色んな部分でのストレスなどが原因で自律神経が乱れてしまい、休まなくてはいけいときに行動して、起きなくてはいけない時間に休むなど体が本来もっている体内時計とは反対の生活を送っているのかもしれません。
そこで、元気な毎日を過ごしたいと言う方にはお灸が良いのではないかと想い、紹介することにしました。
お灸などの鍼灸治療は自律神経を調整してくれることがわかっていますが、お灸は体を活発にする交感神経を優位にもっていくので、元気を出したい方にはもってこいです!
(2019年10月7日)