吸玉で毒出し

皆様はカッピングという施術をご存知でしょうか?

2016年のリオデジャネイロオリンピックでマイケル・フェルプス選手の背中にできた円形の大きなアザのようなもの、世界中がなぜあんなものが背中にできたのだろう?と疑問に思い注目を集めました。

その後、古代から存在する「カッビング」という健康法の存在が知れ渡り、アスリートだけでなく、ハリウッドセレブや各界著名人もこぞってこのカッピングに注目し、体験し、その効果に驚き、インスタグラムでは「#カッピングセラピー」というハッシュタグが爆発的に増えました。

カッピングは体にとって何が良いのかというと、まずカッピングの歴史から説明しましょう。

カッピングは古代中国で発案された健康法であり、血流が促進されて自然治癒力の増幅があると推奨されてきました。

当初はガラス性の容器が用いられており、その容器を火で炙り中の空気を取り除き真空にした状態で肌の上に置き、容器に吸引力をもたらしていました。今はプラスチックの容器をピストルのような器具を用いて中の空気を吸い出し真空にするのが主流です。

肌を吸い上げるとなぜ健康に良いのでしょう?

肌を吸引することによりその下にある脂肪組織も一緒に吸い上げられ、筋線維から剥がす作用が生まれます。筋線維ごと持ち上げる場合もありますが、そうすることで皮下組織には血液の通り道が拡大し沢山の血液を循環させることが可能になります。

そして吸い上げた皮膚には一時的に炎症反応が現れるため、修復作用を体は行おうとして免疫力を沢山含んだ血液を送り込んでくれるので疲労回復や痛みの軽減に働きかけてくれるのです。

そして何より良い効果として老廃物の排泄効果、いわゆる「毒出し」です。

溜まりに溜まって蓄積した老廃物は血流が増すことにより流れ安くなって体外へ汗や尿などで排泄されやすくなります。

それにより美容効果にもつながるので正に一石二鳥!嬉しい効果が沢山期待できます。

ただ、冒頭でも申し上げたように皮膚には円形の大きなアザができます。このアザは3日から1週間で完治しますが、体質が改善すればするほど完治するスピードは早くなっていきます。

カッピング治療は当院でもその効果に患者様からも驚きの声を多々いただいております。

疲労物質は溜まりすぎると体の中でアルカリ性物質に変化し、めまいや吐き気などの体調不良を引き起こしますが、一度のカッピングで今まで悩んでいた症状がうそのように消えたというお声もいただきました。

このようにいろんな体の不調に効果のあるカッピング治療、是非おためしください!

(2019年9月1日)

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