手根菅症候群

こんにちは、大阪市城東区東中浜のあうる整体整骨院です。

本日は・・・手根管症候群についてのお話です。

手を酷使する職業や趣味をお持ちの方に手根管症候群は非常によくみられます。

30~50歳の女性に最も多く起こる事も特徴の一つです。

危険因子(特定の疾患にかかりやすい生体の形態的・機能的要素のこと)には,RA(関節リウマチ)またはその他の手関節の関節炎,糖尿病,甲状腺機能低下症,先端巨大症,原発性アミロイドーシスもしくは透析アミロイドーシス,および手根管の妊娠浮腫などがあります。

繰り返し手関節を屈曲および伸展する必要がある活動または仕事が一因となることももちろんあります。大半の症例は特発性(特別な原因が見当たらないのに発病すること)なのです。

症状と徴候

症状にはチクチク感およびしびれを伴う手および手関節の疼痛があります。

典型的に母指(親指),示指(人差し指)および中指(中指),ならびに環指(薬指)橈側半(手掌面)に感じることが多く,手全体に感じることもあります。

また,よくある症状として夜間に灼熱痛(焼けるように痛い)またはうずくような痛み,しびれおよびチクチク感で目覚めてしまうことがあります。

その他にも握力低下を起こしてしまうこともあります。

診断
診断は、主に侵された手と手首を診察することで判断します。問題が手根管症候群であることを確認するために、手根部分に刺激を加え痺れの増強などを確かめます。

治療
手首の関節を過度に反らせたりする姿勢を長時間しない事が何よりも大切です。肘関節部を圧迫しない姿勢をとることも重要です。肘をつかないとか、曲げた状態で動かないで長時間パソコンを打つとかはやめた方が良いでしょう。

コンピュータのキーボードの角度を調節すると、ときに症状をいくらか緩和できることがあります。

手首用の副子で手を中間位に固定する(特に夜間)こともしばしば役に立ちます。

痛みがひどい場合や、筋萎縮や筋力低下が認められるような重度の方の場合は、病院で手術という事もあります。

整骨院では肩関節から肘関節全般をマッサージして、筋肉の血行を促進して関節の可動域の改善や理学療法や運動療法などを施術します。

正中神経部に超音波機器を施行したり低周波物理療法や温熱療法を施行します。

場合によってはテーピングなども行います。

やはり、なるべくなら手術は避けたいものです。痛め止めなどの薬も長期間服用すると依存性の高いものもあります。かえって筋力や骨が弱っては本末転倒です。
自然治癒力を最大限に活かした鍼灸でも対応できますので一度ご相談ください。

(2018年6月22日)

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