食養生

春に食べると良いもの

「春の皿には苦味を盛れ」ということわざを聞いたことはあるでしょうか?

これは春には苦いものを食べよという意味です。

その理由は苦いものを食べることにより、冬の体から春のからだにチェンジするためです。

苦いものを食べることによる体への効果についてほんじつはお話します。

まず、苦いものを食べることにより、細胞が活性化されます。

春に旬を逢える山菜は苦味のある食べ物の代表格と言えるでしょう。

これら山菜にはポリフェノールやミネラルが豊富に含まれており、ワインなどのように細胞を活性化させ、若々しさを維持させるため新陳代謝を活発にする働きがあるのです。

我々人間は冬に寒さを乗り切るため脂肪を溜めこむ体質があります。

脂肪があるためエネルギーを燃やすことができ、冬場も活動的でいられるのですが、冬が終われば溜めこんだ脂肪や老廃物を燃焼排出しなくてはいけません。

そのファイヤースターターとなるものが山菜など春の苦味のある食べ物なのです。

苦味は消極的な冬の体に刺激をあたえ、活動的になる春の体に変えてくれる働きがあります。

職場や学校などにおいて春は始まりのシーズンであり、行動力があれば良いスタートがきれるでしょう。

冬の体を脱ぎ捨てて行動力を身につけるためにも春に食べると良いと言われる食物は積極的にとりいれたほうが良いです。

近年「食養生」という言葉が注目されています。

食を通して健康を得たり、元気な体を維持させることを意味する言葉です。

健康を維持するには、適度な運動やストレスを溜めすぎないこと、質の良い睡眠などが必要だが、食事からバランスのとれた栄養価をとりいれることも非常に重要です。

栽培技術の向上により食べ物の旬は分かりづらくなっていますが、季節にあった食べ物にはその時期に人間が必要な栄養素がたくさん含まれているので季節の旬を知っておくことは健康な体作りにも大切です。

春の苦い食べ物を取り入れ、苦味を楽しめるようになると食の範囲も広がります。

幼い頃は拒絶反応をおこしていたものでも年齢とともに受け入れられるようになるのは身体が必要だと認識しているからです。

今の御時世、ストレスや疲れを感じることは誰しも多く、人それぞれ何らかの方法でストレスを発散することが必要です。

今回は春の食材についてお話しましたが、季節のグルメを楽しむのも良いストレス発散になるかもしれません。

皆様も今回のブログでご興味を持っていただけたらぜひお試しください。

(2022年4月10日)


新規限定LINE予約で姿勢分析無料