手首の痛み

関節リウマチと鍼灸治療

みなさん、こんにちは。

関節の痛みにお悩みの方は多いと思います。
関節に痛みがあると動くのも辛いし、不便です。
その関節の痛みが毎日いろんな場所でおこるとしたら本当に辛いですよね。
今回はそんな辛い関節の痛みを引き起こす「関節リウマチ」という病気とその鍼灸治療の効果についてお話します。

〇関節リウマチとは
関節リウマチとは、免疫の異常により主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。
身体にはもともと、外部から入ってきた細菌やウイルス、異物を攻撃したり、排除したりする仕組みが備わっています。
しかしその免疫の働きがなんらかの原因により、誤作動を起こし、自分の身体にある正常な骨や軟骨を「異物」とみなして攻撃して破壊してしまうという病気がこの関節リウマチという病気です。
攻撃された関節は徐々に破壊されて変形し、動かせなくなってしまいます。
また破壊される過程で、関節に炎症や強い痛みが起こるため、ドアノブをまわす、ジュースのフタを開ける、蛇口をひねるといった日常の動作に支障が出て行動が制限されます。

〇リウマチと鍼灸治

リウマチによる関節の腫れや痛みに対する鍼灸の効果はWHO(世界保健機構)でも認められており、実はリウマチの症状を改善するために鍼灸治療を受けているという人は結構多いのです。
鍼には痛みをおさえたり、炎症をしずめる効果があるため、リウマチによる関節の腫れや痛みを楽にし、日常生活におけるストレスを軽くすることができます。
鍼灸治療に加え、自宅でできるケアとして「ツボ」を刺激することも効果的な方法の一つです。
リウマチの症状を緩和するために効果的な「ツボ」を紹介します。

肘の痛み
【肘髎(ちゅうりょう)】
ツボのとりかた:肘を曲げたしわの外側から肩へ向かって親指1本分のところ。
手首の痛み
【陽溪(ようけい)】
ツボのとりかた:手首の関節、親指のつけねのクボミ
手指の痛み
【八邪(はちじゃ)】
ツボのとりかた:手の甲側でみずかきのところ(片手で4箇所ずつ)

膝の痛み
【内膝眼(ないしつがん)・外膝眼(がいしつ
がん)】
ツボのとりかた:膝のお皿の下のくぼみの外側が「外膝眼」・内側が「内膝眼」
どのツボは押したときに痛気持ちが良いような感覚があるところを押さえます。

ひとつのツボに対して5〜6秒程度、息を
吐きながらゆっくり押していきましょう。
強い痛みや炎症がある場合は患部の刺激は
避けましょう。
発熱時や血圧が高いとき、傷のある部分は
ツボ押しを避けてください。
関節リウマチの患者数は日本全国で70万人と
もいわれており、厚生労働省の調査によると一年に1万5000人が新たに発病しています。
関節リウマチで大切なことは、なるべく初期の段階で炎症を抑えて、関節の破壊を進行させないようにすることです。
また治療の過程では、薬の副作用でおこる身体の不調、病気に対する不安や毎日の痛みによるストレスもケアしていかなくてはなりません。

そんなときに「東洋医学」という選択肢があることを是非、知ってほしいと思います。
東洋医学のひとつである鍼灸治療は、リウマチによる関節の炎症を抑えて痛みを楽に
してくれるだけでなく、患者さんの不安やストレスによっておこる様々な体調不良(肩こりや頭痛、胃腸障害、不眠など)を整えることもできます。
また患者さんが日常生活の中でできる食事やツボ押しのアドバイスなどを通じて治療に来られた時だけでなく、日常生活の中で、ご自分でも身体の不調や痛みのケアできるようサポートします。
関節リウマチは経過が長くなることが多いので、患者さんも、患者さんを支えるご家族さんや周りの方も根気強く治療に当たっていく必要があります。

しかし、私たちあうる整体整骨院が患者様より先に治療をあきらめることはありません。

(2020年6月28日)


手根菅症候群

こんにちは、大阪市城東区東中浜のあうる整体整骨院です。

本日は・・・手根管症候群についてのお話です。

手を酷使する職業や趣味をお持ちの方に手根管症候群は非常によくみられます。

30~50歳の女性に最も多く起こる事も特徴の一つです。

危険因子(特定の疾患にかかりやすい生体の形態的・機能的要素のこと)には,RA(関節リウマチ)またはその他の手関節の関節炎,糖尿病,甲状腺機能低下症,先端巨大症,原発性アミロイドーシスもしくは透析アミロイドーシス,および手根管の妊娠浮腫などがあります。

繰り返し手関節を屈曲および伸展する必要がある活動または仕事が一因となることももちろんあります。大半の症例は特発性(特別な原因が見当たらないのに発病すること)なのです。

症状と徴候

症状にはチクチク感およびしびれを伴う手および手関節の疼痛があります。

典型的に母指(親指),示指(人差し指)および中指(中指),ならびに環指(薬指)橈側半(手掌面)に感じることが多く,手全体に感じることもあります。

また,よくある症状として夜間に灼熱痛(焼けるように痛い)またはうずくような痛み,しびれおよびチクチク感で目覚めてしまうことがあります。

その他にも握力低下を起こしてしまうこともあります。

診断
診断は、主に侵された手と手首を診察することで判断します。問題が手根管症候群であることを確認するために、手根部分に刺激を加え痺れの増強などを確かめます。

治療
手首の関節を過度に反らせたりする姿勢を長時間しない事が何よりも大切です。肘関節部を圧迫しない姿勢をとることも重要です。肘をつかないとか、曲げた状態で動かないで長時間パソコンを打つとかはやめた方が良いでしょう。

コンピュータのキーボードの角度を調節すると、ときに症状をいくらか緩和できることがあります。

手首用の副子で手を中間位に固定する(特に夜間)こともしばしば役に立ちます。

痛みがひどい場合や、筋萎縮や筋力低下が認められるような重度の方の場合は、病院で手術という事もあります。

整骨院では肩関節から肘関節全般をマッサージして、筋肉の血行を促進して関節の可動域の改善や理学療法や運動療法などを施術します。

正中神経部に超音波機器を施行したり低周波物理療法や温熱療法を施行します。

場合によってはテーピングなども行います。

やはり、なるべくなら手術は避けたいものです。痛め止めなどの薬も長期間服用すると依存性の高いものもあります。かえって筋力や骨が弱っては本末転倒です。
自然治癒力を最大限に活かした鍼灸でも対応できますので一度ご相談ください。

(2018年6月22日)


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