城東区 鍼灸治療

刺さない鍼もあるのです。

皆さんは、鍼灸治療という治療をうけられたことはございますか?
鍼のイメージは刺されたら痛そうや、怖いとうイメージが未だにつよいようです。
しかし、実は鍼灸というジャンルは非常に広く、使う鍼も刺す鍼以外に刺さない鍼というものも存在します。
刺さない鍼の方法のなかでも今回は擦過鍼という鍼の方法についてお話したいとおもいます。
擦過鍼とはどのような手技なのかというと箆の様な形をした先が尖っていない小さな板や先が丸い棒を使い皮膚を摩擦する手技になります。
この擦過鍼には近年新たな発見があり注目が集まっています。
今まで大半は小児鍼として子供の疳の虫、夜驚症、ひきつけ、夜尿症などの治療で使われていた擦過鍼ですが、認知症の方のケアに非常に効果的であることがわかりました。
なぜ、認知症に小児鍼なのかというと、アルツハイマー病の状態と小児の疳の虫の発生機序が非常に類似していることから、不安やストレスを和らげる作用、鍼や灸は痛い、怖いという不安を取り除けるということが考えられます。
認知症の症状として、
①中核症状
認知症の中心となる症状、記憶障害や見当識障害
②周辺症状
知的能力の低下によって起こる精神症状や問題行動で、人によって現れる場合と現れない場合があるが、周辺症状のほとんどは記憶障害などによる混乱が原因であることが多い。
このような認知症の症状を抑える予防として、
有酸素運動、食生活の指導、脳を活性化するといった予防策が考えられます。
擦過鍼の効果がよかったのは脳への活性化に非常に有効だったためと思われます。
擦過鍼の作用は、皮膚や筋肉への機械的刺激(例えば鍼や圧刺激)が交感神経の活動を低下させ、それによって心血管機能や内分泌機能を改善し、脳血流量を増加させる、体性-自律神経反射による作用や、触刺激により快感の発生と関わる側座核ドーパミン放出は増幅し、一方不安の発生と関わる扁桃体中心核セロトニン放出は減少するなどのようにステレスを軽減させることにより脳が活性化するという結果が出ています。
さらに肌が脳に与える影響として、肌の表面を構成する表皮細胞のケラチノサイトと言う細胞が脳や体の神経だけでつくられ機能している様々なホルモンを合成していることがわかり、痛みの抑制をしたり快感を生み出すβエンドルフィンや、痛みを伝達するサブスタンスPなどの神経伝達物質を合成していることがわかり、ケラチノサイトから脳に入ることで、脳に影響を与える可能性が考えられています。

(2019年10月21日)


体温の低下は万病の元!!

皆様は人間の基礎体温とは何度くらいをさすのかご存知でしょうか?

日本人の平均的な体温は36.89度とされており一日内での変動はプラスマイナス1度とされています。

なぜ、人間の体温は一定に保たれているのでしょうか?

それには「代謝」という現象から説明しなくてはいけません。

代謝とは体内で起こる化学反応であり、食べ物から栄養を吸収して運動をするといった活動も代謝にあたります。

この時運動に使われなかったエネルギーは同じ代謝でも熱に変換するため使われます。一般的には75%以上が熱に変換されるエネルギーです。

体温維持にはこれだけ多くのエネルギーを使う代謝が必要なのです。

人間や哺乳類のような恒温動物は変温動物と比べ代謝量が高いと言われるのはこのためです。

外気に対して体温を調節するのは脳にある「視床下部」という器官です。

冬など外気が寒いときは視床下部は身体中の血管を細くして熱が体外に放出されるのを食い止めます。

逆に外気が暑いときは皮膚の汗腺を開き熱を体外に放出しようとします。

視床下部は自律神経の中枢であり、体温の標準を決めありとあらゆる方法を使い体温を一定に保ちます。

しかし、近年冷房、暖房の普及により身体に本来あるはずの体温調節機能が弱くなっている徴候にあります。

室内と室外の変化が激しく体温調節が間に合わなかったり、室内が冷え過ぎたり、熱すぎたりで、体温調節に力を使いすぎて無駄な体力を使いすぎたりするのが原因です。

こうして知らず知らずの内に自律神経は混乱し始めて体内環境は狂い出すのです。

体温は基本的には外気より高くなくてはいけません。

そこで当院では、最近体が重だるい、なんだかやる気が出ないという方に、体温を上げて代謝のスイッチを入れる治療をとりいれています。

そんな治療法があるのか?とお思いでしょうが、それは「お灸」です。

お灸は自律神経の交感神経に働きかけて身体の機能を活発にします。

お灸をすることで優しい温もりとともに体温が調節され「元気が出た!」「シャキッとした!」など、特に体温が低くなりやすい女性の方々から喜びの声をたくさんいただいております。

皆様も夏のエアコンのあたり過ぎや炎天下での体力の消耗で乱れてしまった自律神経をお灸で整えてみませんか!?

お灸をしたことがないと言う方も一度試していただくと、こんなに気持ちが良いものなのかと驚くこと間違いなしです。

是非、当院のお灸を体験していただき夏の疲れの回復、そしてこれから訪れる一年の後半戦に備えましょう!

 

 

 

(2019年9月13日)


顎関節症と鍼灸治療

いよいよ7月!!だんだん気温も上がってきて、汗ばむ季節がまたやってきますね。
こんにちは、いつもあうる整体整骨院なブログをご観覧いただき誠にありがとうございます、鍼灸師の石本です。
今日は当院でもよく治療に携わる事が多い、顎関節症という顎の疾患につき、実際に行った鍼灸治療をもとに疾患の概念、治療、改善後の注意点を考えていきたいと思います。

まず、顎関節症について説明します。
症状は大きく分けて3つです。
①顎が痛む「顎関節痛」「咀嚼筋痛」
②口が開かない「開口障害」
③あごを動かすと音がする。「顎関節雑音」
です。
そのために大きい食べ物や硬い食べ物を食べる際に痛みと動きの制限で食べれない、雑音が煩わしくて不快といった症状が現れます。
顎関節症は咀嚼筋の痛み(咬筋、側頭筋、外側翼状筋、内側翼状筋)の痛み、顎関節の雑音、開口障害、顎関節運動異常などの障害をまとめた総称です。
よって原因となっているものは
①咀嚼筋
②関節円板
③骨の変形
など種々様々な原因が考えられます。

私自身はものを噛むとき使う筋肉の緊張を解くことと関節内の引っかかりをとることを鍼灸治療を行う際に意識しています。
そのため頬骨から顎にかけての筋肉、口を開けてもらい関節の中に鍼が通るように刺鍼しています。

そして、患者様自身にも自宅での顎を動かすための訓練を指導しており、一日でも早い回復をめざしています。

顎関節症に陥るにはもととなる原因があり、それはいわゆる姿勢の歪みが多いです。

立っている姿勢、座っている姿勢、寝ている姿勢にいたるまで身体のアンバランスは左右の筋肉、骨格の動きが非対称になりどちらか片一方に負担をかけ続ける事態を引き起こします。

ずっと継続する負担はいつか痛みとなりこのような開口障害などの症状を起こします。
顎の痛みをまずとるということに重きをおきますが、私達あうる整体整骨院はまず根本となる身体の歪みを取ることにも注意します。
骨盤、脊柱を矯正し、左右の筋肉が左右対称に動くようになることが重要で、それにより他の症状を未然に防ぐこともできます。

そして身体だけでなく心因性のものもあります。
職場や家庭で知らず知らずのうちに積み重なったストレスが顎関節を引き起こすことがあり、リラックスする習慣が必要です。
当院ではリラックスを目的としたヘッドマッサージも患者様にオススメしており、意外と酷使している顔の筋肉を緩め、顎関節の予防と治療に活かしています。

(2019年7月7日)


日曜もやってます!!


こんにちは!ブログをご観覧いただきありがとうございます!!あうる整体整骨院で鍼灸師をしております。石本と申します。

皆様、いよいよ6月も終わり、本格的に夏になりますね。
お身体の調子はお変わりありませんか?

夏となれば注意しないといけないのが、脱水症状や熱中症など暑さに対して起こり得る身体の異常ですね。

暑さ対策に水分補給、室温の管理は必ずしておかなくてはいけませんね。

そして何より、身体の体調管理、疲れをため過ぎないことが大事で暑さを乗り切る抵抗力が必要不可欠です。

しかし、仕事が忙しくて帰ってくるのが毎日遅い、家事育児で誰かかわりに子供を見てくれる環境じゃないと整骨院に行けないなど、体調管理に時間が使えないという方は非常に多いです。

当院は誰もが元気で健やかな毎日をおくってほしいという願いをこめて、木曜以外は日祝問わず毎日診療しております。

なかなか現代人は日々のストレスを解消できる状況を作るということが難しくどんどん疲れをためてしまいがちです。

日曜日にしっかり疲れをとって元気に一週間をスタートしていただくと仕事の効率も格段に上がるとのデータも取れており、疲れをためないことが、いかに大事かという事も立証されています。

なぜ、疲れを解消すると仕事の効率が上がるのかといいますと、やはり質の良い睡眠を取ることです。
睡眠は人間の身体には、いや、生物にとって必要不可欠です。

そして睡眠はどれほど長く眠ったかが問題ではなく、どれほど質の良い睡眠をとれたかが大事です。

整体や鍼灸治療、そしてマッサージは身体にリラックス効果を与え、睡眠時に発生するメラトニンというホルモンの分泌を促進します。

よって脳内の疲労がとれてまた動き出せるのです。

身体の疲れは脳の疲れと言っても過言ではなく、脳は様々なストレスを抱えがちです。
特に注意しないといけないのが、スマートフォンの使いすぎやパソコンなどの見すぎです。

現代社会において必要不可欠なものではありますが、脳にダメージを与えているという認識は必要です。

日頃からケアを意識して、疲れをとる活動をしなくてはいけません。

疲れをとるといっても一人でできることには限界があります。

そこで、当院の専門的な知識の元しっかり身体のメンテナンスをしてみる事をオススメします。

身体を整えることで、健全な精神、健全な心を回復させて元気に毎日を過ごしていきましょう!

それでは皆様、良い日曜日をおすごしください。

(2019年6月30日)


梅雨の体調不良対策!

いよいよ梅雨間近ですね。
この時期は体調も崩しやすく、不定愁訴とよばれる原因がハッキリしない身体の不調が現れやすい時期にきています。
めまいやたちくらみ、火照りや汗など突然おこってくるこの状態は自律神経の乱れが深く関係しているのではないかと考えられています。
私達あうる整体整骨院にもたくさんこのようなお悩みでこまっている患者様がおられ、鍼灸治療など身体の状態を立て直す治療に取り組んでいます。
そもそも自律神経の乱れる原因は急な外環境の変化に内環境がついていけなくて、身体のバランスが崩れてしまっている状態をいいます。
もともと自律神経は身体を活発に動かすための交感神経と身体を休ませるための副交感神経からなります。
外環境とは外気、気候など季節や時期により変化が著しいものですが、それにともない、身体の内部は血流の変化や酸素のとりいれ量、そして内臓の働き、ホルモンの分泌など多種多様な状況への対応がおこなわれます。
このタイミングやバランスが崩れ、身体を活発に動かさないといけないときに副交感神経が優位になったり、身体を休めたいときに交感神経が優位になったりすると体調にも影響が出てしまい梅雨の時期独特の体調不良の原因になるのではと考えられます。
我々あうる整体整骨院ではこのような体調を崩しやすい時期に自律神経を整える手技メニューを患者様にご提案させていただいています。
まず一つはヘッドマッサージです。
頭皮のマッサージになりますが、東洋医学では頭には沢山の自律神経を調節するためのツボがあり睡眠不足やめまいなどにも効果のある手技です。
硬くなった頭皮をほぐすと頭皮の下を走る血管やリンパにも流が促進されスッキリとした爽快感を味わって頂けます。
そして2つ目はフットマッサージです。
足裏を重点的にマッサージする方法ですが足の裏には経穴の他に内臓への反応点があり体内からスッキリして頂く事ができます。
フットマッサージは本当にその名の通り足のマッサージになりますが、足は単純に一番疲れやすい所でもあり、足が軽くなり動かしやすくなるだけでも身体への負担はなくなります。
このようにこれからやってくるジメっとした梅雨に向けていろんな方法の手技をご準備させていただいておりますが、雨の日に来院して頂いた患者様に当院では「てるてるカード」というスタンプカードもご用意させていただいています。

スタンプが溜るとヘッドマッサージかフットマッサージどちらかをプレゼントさせて頂いておりますので、雨の日が少しでもたのしくなっていただければと思っております。

(2019年6月26日)


週一で良くなるヒミツ その② 灸頭鍼

鍼灸治療において、より効果を出すためにどうしたらよいかと日々悩んでおり、特に痛みに悩む患者様の深層の筋肉にどうアプローチすればよいかと様々な方法を考えました。

特に腰痛の患者様への治療において、インナーマッスルとよばれる、腸腰筋など体の深い部分にある筋肉への刺激の加え方として患者様に負担を与えずに痛みを緩和できる方法を調べていたところ、灸頭鍼という方法に行き着きました。

灸頭鍼とは、鍼とお灸の治療の一つの形態で鍼の柄(鍼柄)にもぐさを巻き付け燃焼させる方法です。
鍼に温熱を加えることが出来るとともにもぐさを燃焼させることにより遠赤外線的に温熱を加える温熱療法としても非常に優れた治療法です。

灸頭鍼について温熱の伝わり方を研究したところ、鍼に温熱を伝え深層の筋肉に刺激を与える方法として鍼柄の部分ではなく鍼本体の部分、鍼が刺さっている根本に温熱灸を施灸することにより、患者様に火傷などのリスクを回避出来るとともに体の深い部分に熱を加えることができました。

腰痛の原因筋に刺激を直接与えることにより、体の反応としては鍼の刺激、熱の刺激を体は外敵とみなし免疫作用を活性化させます。
これにより、体が本来もっている自然治癒力を高め痛みを軽減させることができ、痛みが起きにくい体、病気になりにくい体の体質を作ることが期待されます。

急な腰痛やなかなか軽くならない腰痛にも速攻性があり、当院は日曜日、祝日とも木曜日以外はずっと診療していますが、平日は夜遅くまでお仕事を頑張っておられる方や家事、育児で日曜日などでお子様を誰かに預けれる環境が出来ないとなかなか体のケアにも時間を作れない方にも施術の効果が長い間継続してくれていると喜んでいただいています。

週一回しか来れないから行ってもどうせいっしょだろうとご自身の体のケアを諦めてしまった経験をお持ちの方には是非、この治療法を試していただけたらと思っています。

何より大切なご自身のお体です。痛みの起こらない体質改善は早く取り組めば取る組むほど良い効果が表れます。

鍼灸治療は鍼を刺すから怖いイメージがある、苦手だと言う方にも鍼は刺す方法だけではありません。

実は刺さない鍼もあるのです。色々な視点、色々な方法で私達あうる整体整骨院は今すぐ取り除きたい痛みに立ち向かいます。
私達が患者様より先に痛みと向き合うことを諦めるなんてことは決してありません。

どんな些細なお悩みでも全力でお応えしますので何時でもご相談ください。

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(2019年5月18日)


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