祝日診療
春先の体調不良
大阪市城東区東中浜のあうる整体整骨院です。
いよいよ長い冬が終わり、待ちに待った春がもうすぐそこまで来ていますね。
しかし春先など季節の変わり目は体の変調や体調不良を起こすことが多く、今日はメカニズムと予防策をお話します。
季節の変わり目は、冬から春、夏にかけて気温が上がる時期と、夏から秋、冬にかけて気温が下がっていく時期があります。
気候の変化というのは、気温、気圧、湿度の変化のことを言います。
季節の変わり目にはこれらの気候の変化が激しくなります。そのため身体の不調が起こると考えられています。
特に気温の変化は誰もが感じ取りやすいものだと思います。
春や秋はこの気温の変化が激しく、1日の最高気温と最低気温の差が激しい日もよくあります。
前日に比べて最高気温が5度下がると健康に影響が出やすいと言われています。5度というと着るものを1枚増やす程度の温度差です。
前日に比べて最高気温が10度下がる場合は、かなり体調を崩しやすい状況なので誰もが体調管理に気をつけなければいけません。
一般的には気温が上がる場合よりも気温が下がる場合の方が体調を崩す人が多いと言われています。
しかし、気温が上がる場合に体調を崩す人もいますし、気温が上がったり下がったりを繰り返していると体調を崩しやすくなります。いずれにしても大きな気温の変化には注意が必要です。
また、逆に1日の気温差がほとんど無いという日もあります。1日の気温差が少ないのも、身体には負担をかけてしまうので注意が必要です。
次に湿度について説明します。湿度とは、空気中の水分量のことを指します。温度が上がれば空気中に含むことのできる水分量はあがり、温度が下がれば空気中に含むことのできる水分量は下がります。
つまり、気温10度の日の湿度50%と気温30度の日の湿度50%では空気中に含まれる水分量は全く違ってくるということです。
湿度は梅雨時期や雨の日には高くなり、カラッと晴れた日には低くなります。
冬によく晴れた日が続くと乾燥注意報が出されますよね。気温が低く湿度も低い日は空気中の水分量がわずかになってしまうので注意が必要です。
湿度は高すぎても問題があり、健康のために適切な湿度は約50%と言われています。
最後に気圧の変化についてですが、気圧は気温や湿度と違い体感ではわかりにくいかと思いますが、身体の変化と深く関わりがあります。
気圧は何hPa以上だと高気圧、何hPa以下だと低気圧というように決まっているわけではなく、周囲の気圧に比べて高ければ高気圧、周囲の気圧に比べて低ければ低気圧というように、相対的に決まります。
晴れだと気圧は高く、雨だと気圧が低くなります。台風が通過する時には気圧が大きく上下するため注意が必要です。
気圧も気温と同じく、低い状態から高くなる場合よりも高い状態から低くなる場合の方が体調を崩しやすくなります。
一般的に高気圧の場合は体調がよいと言われています。しかし、冬場の高気圧は放射冷却の影響で昼と夜の気温差が大きくなるので注意が必要です。
気候の変化は身体の様々な箇所に影響を与えますが、その大きな原因のひとつに自律神経の乱れがあります。
自律神経とは自分の意思とは関係なく、脳からの指令や刺激に反応して働く神経のことを言います。内臓の活動や血流を司っているもので、脊髄や内臓の周囲を巡っています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は身体を活動させるように、副交感神経は身体を休めるように働きかけます。
交感神経が優位になると、身体の末梢の血管を締めるので手足が冷たくなります。そのぶん脳や筋肉に血液を送るため血圧が上がり、興奮状態となります。
副交感神経が優位になると血管が広がり、血圧や心拍数が低下します。睡眠時やリラックスしている時はこの副交感神経が優位となっています。
この自律神経は気候の変化を敏感に感じ取って常に血流や内臓の活動を調整しています。
気温が低くなれば身体を冷やさないように交感神経が優位となり、身体の中心に血液を集めて体温が下がらないようにし、気温が高くなれば副交感神経が優位となり、血管を拡張して熱を放出することで体温が上がることを防ぎます。
また、気圧が下がれば交感神経が優位になり、気圧が上がれば副交感神経が優位になることがわかっています。
これは一般的に気圧が下がると天気が悪くなり気温も下がる傾向にあるため、環境の変化から身を守るための防衛反応ではないかと言われています。
このように自律神経は気候の変化に対応して常に調整を行っています。気温や気圧の変化が激しいと、血管をどのように調整したらよいかわからなくなり、自律神経が狂ってしまいます。そのため身体に様々な不調が出てきてしまうのです。
体調不良の症状は様々ですが、代表的な症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
・片頭痛
・ぜんそく
・胃腸の不調
・めまい
等の症状を引き起こしますが、どのような症状が出てくるのかは人によって多種多様です。
予防としては、自律神経の調節が大事です。自律神経を整える方法は具体的に次のようなものがあります。
・姿勢を正す
・パソコンやスマホから離れる時間を作る
・運動をする
・湯船につかる
・ビタミン類をしっかりと摂取する
・腹式呼吸を行う
上記に加え、規則正しい生活を行うことで自律神経は整っていきます。
本当にこの程度のことで自律神経が整うのだろうかと疑問に思う人もいるかと思います。
本来人間は日中活動することで交感神経が優位になり、夜は眠る前にリラックスすることで副交感神経が優位になるようにできています。
しかし現代では眠る直前までスマホやパソコンを眺めていてリラックスできていなかったり、運動不足やエアコンで室温を管理された部屋にいる時間が長いために自律神経が鈍くなっている人が増加しています。
自律神経が強くなれば気候の変化にしっかりと対応できるようになり、体調不良がう起こりにくい身体になります。
季節の変わり目に体調不良になりやすい人は、その時期が来たら憂鬱な気持ちになりがちですが、規則正しい生活を送ることで自律神経が整うので、気候の変化にも対応できるようになっていきます。
季節の変わり目も快適に過ごせるように、ぜひ色々と試してみてください。
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(2019年2月26日)
筋力不足が身体におよばす影響
こんにちは、大阪市城東区東中浜のあうる整体整骨院 の鍵本です。
近年、以前にもまして老若男女問わず筋力トレーニングに対する意識の高まりが急上昇しているように感じます。
確かに、筋肉低下は若者にもおこります。
トレーニングなどをしていない限り、私たちの筋肉は20歳位をピークに年々衰えていきます。
具体的にどれ程の量が衰えるのかというと、一般的に、30歳から50歳位までは年に0.5から0.7%の割合で筋肉が減るとされます。
これは、例えば20歳のときの筋肉量を100とした場合80。2割も減ってしまう計算です。
また50歳を超えると筋肉の減少がさらに加速し、年1%から2%の割合で減ると言われています。
この場合では80歳でなんと50になる計算です。
筋肉量のピークだった20歳位の筋肉量と比べて半分にまで減ってしまうのです。
こうやって具体的な数字を見て考えてみると、ビックリしてしまいますよね。
筋力低下は私たちの体や健康にも影響をおこします。
今回は「筋肉が減ることのよる身体への影響」についてお届けします。
筋肉が減ることで以下の様な身体への影響が考えられます。
➀基礎代謝量が減り太りやすくなる
呼吸をしたり、内臓を動かしたり、血液を循環させるなど、 私たちが行きているだけで消費されるエネルギーのことを「基礎代謝量」と言います。
基礎代謝量は1日に消費する総消費カロリーの多く(60%ほど)を占めている為、 いかに基礎代謝量を増やすかが、太りにくい体を維持するには重要になってきます。
この基礎代謝量に大きく関わっているのが筋肉です。
基礎代謝量の内の20から30%ほどを筋肉が占めており、筋肉は常に熱を生産しています。
つまり、筋肉が衰えてしまえば基礎代謝量も減ることになります。
歳をとるとともに太りやすくなるのはこのためで、中年太りにならないためにも、 筋肉量を維持し、基礎代謝量を高めておくことが大切です。
➁筋肉の減少は冷え性につながる
筋肉は血液をスムーズに流すポンプのような働きもしています。
特に心臓から遠く離れた下半身の血流促進にはふくらはぎの筋肉が重要です。
ふくらはぎの筋肉が活発に動くことで、足の血流を一気に押し上げ、血液が全身を勢いよく流れます。
筋肉が減ることは、血流を流すポンプの力を弱めることに繋がります。
その結果、血流が悪化し冷え性を招くことにもつながってしまうのです。
冷えは万病の元とも言い、美容とダイエットの天敵とされます。
冷え性によって体温が1度下がれば免疫力は30%も下がるとされますので、 免疫の低下から様々な病気を招かないためにも筋力の維持は常に心掛けなければいけません。
見た目も中身も老化する
筋肉は、体型を中から支える「天然のコルセット」です!
筋肉がほどよくついていることが、 バストアップ、ヒップアップなど、若々しい見た目を維持することには不可欠です。
体の内側から体型を支えてくれているコルセットが衰えれば、体型や姿勢が崩れることは言うまでもありません。
また、筋力トレーニングをすることで、 若返りホルモンである「DHEA」の分泌を促すことがわかっています。
同時に筋力トレーニングは成長ホルモンの分泌も促します。
成長ホルモンは寝ている間に分泌されるホルモンのイメージがありますが、 実はトレーニングの後にも分泌されているのです。
運動して筋肉を維持する事は、体の中と外の若々しさに大きく影響するのです。
生活習慣病や骨粗しょう症のリスクが高まる
糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞など、生活習慣病にも筋肉の減少が関わっているとされています。
代謝の減少から太りやすくなることと繋がる部分でもありますが、 食事から摂取する糖分の一部は筋肉で消費される為、筋肉が少ないと糖の消費量が減り、 肥満に繋がることから生活習慣病を引き起こしやすくなるのです。
また、中高年になると骨粗しょう症の予備軍が増えます。
骨粗しょう症とは、骨がもろくスカスカになって骨折しやすくなる状態の事を言いますが、トレーニングは骨を丈夫にして、この骨粗鬆症を予防する事も知られています。
トレーニングは筋肉を丈夫にするだけでなく、骨も丈夫にするのです。
特に男性よりも骨量の少ない女性は骨粗しょう症になりやすいですから、 丈夫な骨を維持するためにも、運動習慣を今から身に付けておくことが必要です。
他にも、疲れやすくなる、睡眠の質が落ちる、認知症のリスクが高まる、頻尿など、 筋肉が減ってしまう事で考えられるデメリットは沢山あります。
もちろんこれらは中高年だけの問題ではありません。
食事制限のみのダイエットでは著しく筋肉量が減ってしまうなど、 筋力の低下は若い人にとってもみじかな問題です。
筋力低下によるリスクをなるべく回避する為にも、 日頃から運動と適切な食事を心掛け、代謝の良い体を目指して行きましょう。
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(2018年12月25日)
鍼灸治療は安全な治療法です。
こんにちは、大阪市城東区東中浜のあうる整体整骨院で鍼灸師をしている石本と申します。
いよいよ、年末まであと少しと差し迫ってきました今日この頃ですが、皆様肩や腰に一年のお疲れはでていませんか?
しつこい頸や肩、そして腰の痛みには鍼灸治療が効果的であり当院でも多くの方が鍼灸治療により、長年苦しみ続けていた痛みから開放されたとお喜びのお声をいただいております。
しかし、誰でもそうですが、鍼灸治療を初めて受けられる方は皆様鍼を体に突き刺すという行為に恐いイメージを連想するということが多いです。
そこで今日は誤解されがちな鍼灸治療の施術内容、体に及ぼす効果、禁忌行為をご説明させていただきます。
①施術内容について
鍼灸治療で誰もがイメージするのは鍼治療ではないでしょうか、そしてよく聞かれるのは「鍼っていたくないの?」という質問です。
鍼灸治療に用いる鍼は注射ばりや縫い針よりもずっと細い鍼であり、髪の毛よりも細い鍼もあります。
鍼の先端が非常に細いので、ほぼ刺さっているかどうかさえも、いつ刺したかもわからないほどです。
ですので、鍼灸治療は痛くないと言って過言ではありません。
②体に及ぼす影響
鍼灸治療を受けたときに体に起こる反応を心配される患者様もいらっしゃいます。
鍼を打ったときにビリッという電撃痛のような痛みが走るのではないかと心配される方もおおいです。
鍼には響きというものがあります。
響きは諸説ありますが、硬くなっている筋肉に鍼の先端が到達し、筋膜を貫いたときに響きが生まれます。
この響きが症状に対して良い効果が出ているサインであり、響きはけして痛いものではなく体にとても心地の良いものです。
この響きを誤解される方が多いですが、一度うけていただくとどんな感じかがお分かりいただけると思います。
③禁忌
鍼灸治療には施術をしてはいけないときがあります。
高熱時、泥酔時、妊娠時などの場合がそれにあたります。
それ以外の身体がはりを受けても何も問題が無いときに打ち終わってから身体が重く感じることがあるとよく聞きます。
急に重だるくなるので患者様も心配になられる方がおおいですが、何ももんだいはありません。
鍼には自律神経の調節の役割があります。
鍼をすると自律神経の中でめ副交感神経という体を休めるための神経が優位になります。
身体が重く感じるのもそのためです。できれば施術後20から30分だけてもからだを休めよこになってもらうとより効果的です。
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(2018年12月10日)