顎関節症と鍼灸治療

いよいよ7月!!だんだん気温も上がってきて、汗ばむ季節がまたやってきますね。
こんにちは、いつもあうる整体整骨院なブログをご観覧いただき誠にありがとうございます、鍼灸師の石本です。
今日は当院でもよく治療に携わる事が多い、顎関節症という顎の疾患につき、実際に行った鍼灸治療をもとに疾患の概念、治療、改善後の注意点を考えていきたいと思います。

まず、顎関節症について説明します。
症状は大きく分けて3つです。
①顎が痛む「顎関節痛」「咀嚼筋痛」
②口が開かない「開口障害」
③あごを動かすと音がする。「顎関節雑音」
です。
そのために大きい食べ物や硬い食べ物を食べる際に痛みと動きの制限で食べれない、雑音が煩わしくて不快といった症状が現れます。
顎関節症は咀嚼筋の痛み(咬筋、側頭筋、外側翼状筋、内側翼状筋)の痛み、顎関節の雑音、開口障害、顎関節運動異常などの障害をまとめた総称です。
よって原因となっているものは
①咀嚼筋
②関節円板
③骨の変形
など種々様々な原因が考えられます。

私自身はものを噛むとき使う筋肉の緊張を解くことと関節内の引っかかりをとることを鍼灸治療を行う際に意識しています。
そのため頬骨から顎にかけての筋肉、口を開けてもらい関節の中に鍼が通るように刺鍼しています。

そして、患者様自身にも自宅での顎を動かすための訓練を指導しており、一日でも早い回復をめざしています。

顎関節症に陥るにはもととなる原因があり、それはいわゆる姿勢の歪みが多いです。

立っている姿勢、座っている姿勢、寝ている姿勢にいたるまで身体のアンバランスは左右の筋肉、骨格の動きが非対称になりどちらか片一方に負担をかけ続ける事態を引き起こします。

ずっと継続する負担はいつか痛みとなりこのような開口障害などの症状を起こします。
顎の痛みをまずとるということに重きをおきますが、私達あうる整体整骨院はまず根本となる身体の歪みを取ることにも注意します。
骨盤、脊柱を矯正し、左右の筋肉が左右対称に動くようになることが重要で、それにより他の症状を未然に防ぐこともできます。

そして身体だけでなく心因性のものもあります。
職場や家庭で知らず知らずのうちに積み重なったストレスが顎関節を引き起こすことがあり、リラックスする習慣が必要です。
当院ではリラックスを目的としたヘッドマッサージも患者様にオススメしており、意外と酷使している顔の筋肉を緩め、顎関節の予防と治療に活かしています。

(2019年7月7日)

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